Tales of Old Japan さる かに 合戦 THE BATTLE OF THE APE AND THE CRAB


さる かに 合戦がっせん


むかし むかし

ある ところ に

かに が んで い ました。

Once upon a time there was a crab who lived in a marsh in a certain part of the country.


かに は

おにぎり を ひろい ました。

It fell out one day that, the crab having picked up a rice cake,


かき の たね を った さる が

やって きて

an ape, who had got a nasty hard persimmon-seed, came up,

かに に

い ました ……

おにぎり と え よう。

and begged the crab to make an exchange with him.

かに は

さる の う とおり に し ました。

The crab, who was a simple-minded creature, agreed to this proposal;

さる と かに は

それぞれ って しまい ました。

and they each went their way,

さる は

いい き を した と

くすくす わらい ました。

the ape chuckling to himself at the good bargain which he had made.

かに は いえ に かえる と

かき の たね を

にわ に え ました。

When the crab got home, he planted the persimmon-seed in his garden,



おおきな  に なり ました。

and, as time slipped by, it sprouted, and by degrees grew to be a big tree.

かに は

 が そだつ の を たのしみ に して

て い ました。

The crab watched the growth of his tree with great delight;

 が なった ので

ろう と して いる と

but when the fruit ripened, and he was going to pluck it,

さる が やって ました。

さる は

かわりに とって やろう

と い ました。

the ape came in, and offered to gather it for him.

かに が うなずく と

さる は  に のぼって

かき を

べ はじめ ました。

The crab consenting, the ape climbed up into the tree, and began eating all the ripe fruit himself,

って いる かに には

まだ しぶい かき を

とした だけ でした。

while he only threw down the sour persimmons to the crab, inviting him, at the same time, to eat heartily.

かに は おこって

さる を だまして やろう

と おもい ました。

The crab, however, was not pleased at this arrangement, and thought that it was his turn to play a trick upon the ape;

かに は

さる に

あたま から りてくる ように

い ました。

so he called out to him to come down head foremost.

さる は われた とおり

あたま から りて  ました。

The ape did as he was bid; and as he crawled down, head foremost,


って いた かき が

ふところ から

ころがり ました。

the ripe fruit all came tumbling out of his pockets,

かに は それ を ひろって

あな に んで

かくれ ました。

and the crab, having picked up the persimmons, ran off and hid himself in a hole.

それ を て いた さる は

せ を して

The ape, seeing this, lay in ambush,

かに が

る と

みつけ ました。

そして いえ に かえってき ました。

and as soon as the crab crept out of his hiding-place gave him a sound drubbing, and went home.

その とき

たまご と はち と こめうす が

とおり かかり ました。

Just at this time a friendly egg and a bee, who were the apprentices of a certain rice-mortar, happened to pass that way,

かわいそうな かに を 

きず の 手当てあて を して

いえ に れてき ました。

and, seeing the crab's piteous condition, tied up his wounds, and, having escorted him home,


ひどい さる の 仕返しかえし を

計画けいかく し ました。

began to lay plans to be revenged upon the cruel ape.

計画けいかく が まる と

みんな は

さる が い ない あいだ に

さる の いえ に き ました。

Having agreed upon a scheme, they all went to the ape's house, in his absence;

みんな には 役割やくわり が あり

さる が かえってくる の を


かくれて ち ました。

and each one having undertaken to play a certain part, they waited in secret for their enemy to come home.

そんな こと は ら ず

さる は いえ に かえってき ました。

The ape, little dreaming of the mischief that was brewing, returned home,

ちゃ を む ため に

囲炉裏いろり の  を

こそう と し ました。

and, having a fancy to drink a cup of tea, began lighting the fire in the hearth,


はい の なか に かくれて いた たまご が


ねつ で はじけ ました。

when, all of a sudden, the egg, which was hidden in the ashes, burst with. the heat, and bespattered the frightened ape's face,

さる は

『なんて こった』 と さけび ながら

げ ました。

so that he fled, howling with pain, and crying, "Oh! what an unlucky beast I am!"

さる は

いえ の うら に こう と し ました。

Maddened with the heat of the burst egg, he tried to go to the back of the house,


はち が

とだな から し ました。

みんな に くわわって いた こんぶ も

一緒いっしょ に し ました。

さる は かこまれ ました。

when the bee darted out of a cupboard, and a piece of seaweed, who had joined the party, coming up at the same time, the ape was surrounded by enemies.

さる は

たんす に つかまって

しばらく たたかい ました。

In despair, he seized the clothes-rack, and fought valiantly for awhile;


一匹いっぴき では かなわ ない ので

し ました。


いかけ ました。

but he was no match for so many, and was obliged to run away, with the others in hot pursuit after him.


さる が うら の  まで げた とき

こんぶ が

さる の あし を ひっかけ ました。

さる は こけ ました。

Just as he was making his escape by a back door, however, the piece of seaweed tripped him up,

うす が

うしろ から ちかづいて

さる を つぶし ました。

and the rice-mortar, closing with him from behind, made an end of him.

かに は

仕返しかえし を した ので

よろこんで で うち に かえり ました。

So the crab, having punished his enemy, went home in triumph,


かに は

こんぶ や うす と

仲良なかよく らし ました とさ。


and lived ever after on terms of brotherly love with the seaweed and the mortar. Was there ever such a fine piece of fun!

Reading Japanese Literature in Japanese
This series is for the people/students who want to learn Japanese.

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