JLPT N3で読める
太宰治(Osamu Dazai)の有名な、短い小説を
紹介します。
■太宰治(Osamu Dazai)(1909-1948)
・走れメロス(Run, Melos, Run)(1940)
・海(The Sea)
・嘘(The Lie)
・美しい風景(黄金風景)(Beautiful Scenery)(1939)
・朝(Morning)(1947)
・犬の話(畜犬談)(A Dog)(1939)
・うばすて、姥捨(UBASUTE)
You can Read Japanese Literature in Japanese
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■走れメロス(Run, Melos, Run)
メロスは、
その悪い王に、殺されることになる。
メロスは、三日待ってくれ、と頼む。
三日後に、帰らなかったら、
メロスの友達が死ぬことになる。
しかし、メロスは帰れなくなる。
メロスは走る。
時間がない。
それでも、メロスは走る。
■海(The Sea)
戦争中、
父は、子供に、海を見せようとする。
父は、子供が、喜ぶだろう、と思った。
しかし、
海を見た子供が言った言葉に
父は、驚く。
■嘘(The Lie)
(嘘:lie)
戦争中、
ある男が、
軍隊(army)から、逃げ出す。
男は、女のところに帰る。
男は、女の家にいるはずである。
しかし、女は、何も知らない、と言う。
■美しい風景(黄金風景)(Beautiful Scenery)
私は、子供のころ、女中をいじめた。
(女中:maid いじめる:to bully)
その後、私は貧しくなった。
(貧しい:poor)
そして、また、その女中に会う。
その時の女中の言葉で、
私の生き方が変わる。
■朝(Morning)
ある日、私は、酔って、
若い女の部屋に泊まる。
(酔う:to get drunk)
女は、私を信じている。
夜、目が覚めると、
近くに女が寝ている。
(目が覚める:to wake up)
眠れない。
暗い部屋の中で、
私は、その女のことを考えている。
■犬の話(畜犬談)(A Dog)
私は、犬が嫌いである。
いつか、犬に噛まれる、と思っている。
しかし、犬を飼うことになる。
(飼う:to have, to feed)
私は、
犬が、嫌いだ、と言いながらも、
えさをやり
一緒に散歩に行く。
(えさ:feed)
ある時、犬が病気になる。
■うばすて(姥捨)(UBASUTE)
妻が、夫以外の男と寝た。
妻と夫は、
もう生きて行くことができない、
と思う。
二人は、自殺しようとして、山の中に入って行くが、
死ぬことが出来ない。
「うばすて」とは、年を取った人を、山に捨てること。)
(UBASUTE: The practice of disposing of old people by abandonment.)
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